直幹


tyokkan

数多い樹形の中でも基本の形とされるもので、
言葉の通り、幹が真っ直ぐに伸びている樹形の事をいいます。

幹・枝・根は盆栽の観賞価値を決定する上で大切な要素となりますが
直幹ではこの3つの要素が特に基本に忠実である事が求められます。

幹は下から上に向かうにつれて段々と細くなっていく「コケ順」が良いものが基本形で、
直幹ではこれが前提として求められます。

また、枝のつきぐあいも前後左右に均整がとれ、枝と枝の間隔も上部にいくほど狭まり、
枝の太さもそれにならい細くなっているというのが直幹の理想像とされます。

単純な樹形に見えますが全体的に均整のとれた良質の素材を探す・育てることは難易度が高く、
「直幹にはじまり直幹に終わる」という言葉さえある程です。

 

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